臨床工学技士は国家資格であり,この資格を有することにより病院で臨床工学技士としての業務に就くことができます。現時点では臨床工学技士はどこの地域でも不足しているため,合格すれば必ず就職することができ、しかも希望地域へ就職することが容易です。
実は医療系国家資格の中で人手が不足しているのは医師、看護師、臨床工学技士です。これらの職種に共通しているのは、治療行為が許されている職種であることです。つまり、治療できる人達が人手不足なのです。
「第2種ME技術者」は第2種ME技術実力検定試験を合格することにより与えられる称号であり,合格者は医療機器についての基礎知識を有していると見なされます。この称号を有している学生は医療機器関連企業への就職が有利になります。
また,その上位の「第1種ME技術者」は第1種ME技術実力検定試験を合格することにより与えられますが,かなりの難易度であり,まだ全国でも400人程度しかいないため,大学生のうちにこの称号を取得できれば,就職にかなり有利になります。