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医療機器を使った実習

2017.01.13

医療機器を使った実習の風景_20170113
「電気メスのモード(切開モード、凝固モード、など)を変えると、流れる電流の変化の仕方がどう違ってくるのか」 を観測しています。

 

「電気メスのモード(切開モード、凝固モード、など)を変えると、電流が流れたときの様子がどう違ってくるのか」 を観察しています。【音声が出ます】

 

 本学科では3年生になると、医療機器を使った実習を行います。主に、臨床工学コースの人が受講します。

 この実習は、4年生の「臨床実習」(病院での6週間にわたる訓練)の予備的実習、といった内容になっています。将来、臨床工学技士として携わることになる主な医療機器を実際に使って、以前の授業で学んだ機能や原理をおさらいしつつ、安全点検や操作の方法を学びます。医療従事者としての態度や心得も学びます。

 電気メスは、手術ではまず間違いなく使用する医療機器です。「メス」と名前が付いていますが、刃物のように鋭さで切るのではなく、切りたい部分に電流を集中的に流すことによって熱を発生させ、その熱で切る仕組みになっています。刃物の「メス」と異なり発生する熱で止血をしながら切ることができるため、体内の組織を切るときに使います(皮膚を切るときには刃物の「メス」を使います)。

 実習では、試験片(果物や野菜など)を使って電気メスを操作し様子を観察したり、実際の出力(切ったり焼いたりする強さに直結します)が本体で設定した大きさの通りに発揮されているのかを調べたり、といったことをします。実習が終わったあとは、実習の内容をレポートとしてまとめて提出することになっています。

 レポートの作成は、「どのようなことを書くべきか」「どう書いたらわかりやすいか」などを考えながらの作業となるので学生は苦労していますが、これも、卒業したらどの分野でも求めらえる「コミュニケーション能力」のトレーニングの一環です。

 

<臨床工学コース>

 本学科では2年生になる際に希望に応じてコース分けを行っています。学生は「生体工学コース」 「臨床工学コース」「再生医療コース」の3つのコースからいずれかを選びます。「臨床工学コース」は、卒業後に臨床工学技士として病院などで医療機器の操作や管理に携わる仕事に就きたい人のためのコースです。

 本人が希望すれば入ることができますが、「目指すものが人の命を預かる医療従事者である」「国家試験の合格も簡単ではない」という点から、順調に進級や卒業をするためには、他のコースよりも着実に勉強してゆくことが必要になっているコースです。

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