血管再生の分野における最近の論文Top 10 articleに選ばれました。
2011.03.17
バイオメカニクス研究室(林 紘三郎先生、内貴 猛先生)の論文が、血管再生の分野における最近の論文Top 10 articleに選ばれました。 (pdfファイルはこちら)
本研究成果の内容は2009年1月発行のJ Mech Behav Biomed Materに掲載され、今回BioMedLibによって、当該研究課題に関連した論文の中でTop 10 articleの一つとして評価されました。
生体医工学分野で、バイオメカニクス研究室の研究が世界中で評価・注目されていることを示す結果です。
少し難しいですが、論文の内容を以下に示します。
「生体組織は負荷が作用すると、これに適応するようにその構造、形やサイズを変えて再構築(リモデリング)する。血管には血圧と血流による力(ストレス)が常に作用している。高血圧症になると血圧が上昇 し、血管の壁に作用するストレスが増加するが、生体内の血管はこの変 化に対して反応して、壁が厚くなり(肥厚)、ストレスを下げようとする。本研究は、この肥厚が壁に作用するストレスを常に正常値に保つように制御される(機能的適応)ことを、定量的に明らかにしたものである。」
生体工学コースでは各研究室でさまざまな研究を行い、論文発表をおこなっています。
