学生による研究室紹介
人間環境科学研究室
山下:学生による生体医工学科の研究室紹介、第3回は人間環境科学研究室の猶原先生の研究室をインタビュー形式で紹介していきたいと思います。では、猶原先生お願いします。
猶原:はい、お願いします。
山下:まず初めに、人間環境科学研究室ではどのようなことに取り組んでいるのでしょうか?
猶原:本研究室は環境計測と環境保全に関する研究を行っていて、主に様々な微量元素の分析ができるICP-MS(高周波誘導結合プラズマ質量分析計)という装置を使って、生物中や環境試料中の有害元素を測定して、環境評価を行っています。具体的な試料としては毛髪、土壌や海産生物、あとはお茶やタバコといった嗜好品なども測定しています。
山下:そう言えば、僕たち研究生と一緒に5月ごろ釣りをしに瀬戸内海の前島へ行きましたね。あと、貝類や海藻などの海産生物のサンプリングもしました。
猶原:いや、サンプリングが本来の目的だよ(笑)
山下:他にお茶の測定も行っているそうですが、具体的にどんなお茶を測っているのですか?
猶原:主に中国茶で、ゼミの留学生が帰国している時に中国で買って来てもらったり、私が中国に行ったときに買って帰ってきた本場のものを測定して、日本のお茶との比較などを行っています。それで研究室には沢山の種類の中国茶があって、実際測定に使う量は少量なので、余ったお茶はこの急須を使ってゼミの皆で飲んだりもするね。
山下:鉄観音とかジャスミン茶とか人参ウーロン茶とか色々と珍しいお茶を飲みました入れる量とかで味も変わって、どれも独特の感じがしました。
山下:それではこのコーナーも終わりに近いので、最後に何か一言お願いします。
猶原:生体医工学科は材料、遺伝子、情報、バイオメカ二クス、医工学など多種多様で幅広い研究室がありその中の一つに人間環境科学研究室があります。理系で進路が決まっていない方は生体医工学科に入って、その中で環境に興味が出れば、ぜひうちの研究室に足を運んでみてください。
山下:本日はどうもありがとうございました。
