卒業生からのメッセージ
宮本 綾子 さん
- 平成23年3月卒業(1期生)
- 岡山中央病院勤務 臨床工学技士
- 岡山県立一宮高校 理数科 卒業
なぜこの分野を目指しましたか?
幼いころから医療分野に興味があり、将来は医療系に進みたいと考えていました。大学を選ぶ際に臨床工学技士という職種を初めて知り、医学と工学を駆使して医療を支える業務内容とこれからの発展性に魅力を感じ、臨床工学技士という分野を目指すことにしました。
なぜ生体医工学科を選んだのですか?
理由は二つあります。まず一つは、地元岡山で進学、就職したいと考えていたためです。もう一つは、ずっと医療に関係する職業に就きたいと考えていたためです。もちろん臨床工学技士を目指すコースが設置されていたことも大きな理由です。
在学中に苦労したことはなんですか?
授業数が多く、医療と工学の両方を覚えなければいけなかったのでとても苦労しました。また、実習は楽しかったですが、レポートにしてまとめることがとても大変でした。レポートと並行して予習も必要ですし、通常授業との両立が大変でした。しかし、それが国家試験への勉強にもなり、また現在の職場でも大変役に立っています。
在学中に楽しかったことはなんですか?
実践的な実習や実験はとても楽しかったです。私は臨床工学コースでしたが、臨床工学コースの学生には、国家試験、さらにはその先の病院勤務という大きな共通の目標があったため、互いに高いモチベーションを維持し、自分の苦手な分野にも取り組む事が出来ました。
今の仕事内容を教えてください。
主な仕事は人工透析装置の操作および管理です。操作する際は透析を受けられている患者さんの状態を把握しながら、装置の管理も行っています。透析を行うことは患者さんが生きていく上でとても重要なことなので、それを行う私たちには大きな責任がありますが、その分やりがいのある仕事です。また、患者さんの中には透析に来てスタッフと話をすることを楽しみにされている患者さんもおり、患者さんと密なコミュニケーションをとっていくのも大切な仕事の一つであり、また楽しみでもあります。
受験生への皆さんへのメッセージ
将来に向けて、しっかりと目標を持っている人はもちろん、生体や工学に興味がある人は、きっとやりたいことが見つかる学科だと思います。
