学科長挨拶
「小さいころから機械が好きで、医学の分野にも興味がある」。「化学や材料の勉強をして、人工臓器を作ってみたい」。「生物やバイオに興味があって、それを医療で応用してみたい」。
もし、皆さんの将来の夢がこのようなものであれば、その夢は、ここ、岡山理科大学の生命医療工学科で実現することができます。
健康で充実した生活を送りたいというのは、昔も今も、人類の変わらぬ願いです。先人は、この夢の実現のため、たゆまぬ努力を積み重ね、今日の高度な医療技術を発展させてきました。
この医療技術の発展の中で、工学が果たした役割は大きく、その重要性は、近年、益々大きくなってきています。新しく生まれたアイデアを、生体の構造と機能を深く理解しながら、最終的に医療現場で実際に使えるように「もの作り」していくことが求められているからです。
そのため、世の中の多くの企業や医療機関は、工学的なセンスを身につけ、しかも、医学的な知識を持つ技術者の出現を、首を長くして待っているのです。
本学科の教員は、この分野の優れた業績を残した教授、企業で長く製品開発に携わった研究者、そして、情熱と活気に満ちた若い教員で構成されており、皆さんの適性や興味分野に応じた指導を行っています。また、最先端の医療機器を多数備えた教育施設を使って実践的な実習も行っています。
皆さん一人ひとりにそれぞれの夢があり、その可能性は無限大です。皆さんが、本学科の門を叩かれ、充実した学生生活を通じて、将来の夢を実現されることを期待しています。
生命医療工学科 学科長 内貴 猛
