木原 朝彦 教授 Tomohiko KIHARA
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担当科目(学部)
- 電子工学
- 電子工学演習
- 計測工学
- 生体計測装置学Ⅰ・Ⅱ
- 情報処理演習Ⅰ・Ⅱ
- 卒業研究Ⅰ・Ⅱ
- ゼミナール
- 特別研究
専門分野
- デジタル信号処理
- 高速画像処理
- 医用画像処理
研究内容
- マルチモダリティ画像の空間的な位置合わせ
病院ではX線CT、MRI、超音波装置など、様々な画像診断装置が用いられます。また、手術前、手術後、経過観察など診療の過程の様々な場面で画像が撮影されます。これらの画像について、臨床的な関心がある同一断面を比較観察することが、臨床では重要であり、そのための基礎研究を行っています。 - 超音波診断装置を使った肝癌治療システム
最近は、身体をメスで切る部分を出来るだけ小さくして手術を行い、早期に社会復帰できることが求められています。そのため、これまで目で観察していた患部を、超音波診断装置で観察しながら手術を行うことが必要となります。その為に必要となる基礎技術やシステム構築について研究しています。 - 超音波パノラマ画像
超音波診断装置は、身体に害がなく、簡便に使用できる優れた画像診断装置ですが、X線CTやMRIに比較して、観察領域が限定されるという欠点があります。最初に述べた画像の空間的な位置合わせ技術を応用してパノラマ画像を作り、広い範囲を一度に観察できる超音波診断装置の研究をしています。
研究室に来てほしい人材
コンピュータや画像処理に興味がある人、数学やパズルが好きな人が向いていると思います。また、興味を持ったことについて、熱意を持って、毎日少しずつ努力する人を期待します。
在学中にしてほしいこと
やはり、勉強です。それから、本を読み、考えること。また、目標に対して、毎日、少しずつ出よいから、努力する習慣を身につけること。最後に、社会人としての最低限の礼儀を身につけることです。
お薦めの本
- たまたま:レナード・ムロディナウ 田中三彦訳:ダイヤモンド社
日常に潜む「偶然」について、多角的な視点で、かつ、平易に述べてあります。 - 銃・病原菌・鉄(上・下):ジャレド・ダイヤモンド 倉骨彰訳:草思社
人類の1万3千年の歴史の中で生まれた各大陸の地域格差の原因を説いた本。読むのに少し骨が折れましたが、大変興味深い分析が具体的に述べられていました。
所属学会
- 日本医用画像工学会
